GoogleAnalyticsを用いてアクセス解析を行い、上長やチームに共有するときの報告書の書き方に関して、ポイントをお伝えします。
アクセス解析の報告書とは?
アクセス解析を行う目的は「Webサイトの改善ポイントを見つけて、Webサイトの目標(購入、問合せ獲得、資料請求獲得、流入数の最大化 など)を達成させる事」です。
目標達成に向けて日次、週次、月次などで現在の数値の確認をし、社内に報告する機会があると思います。
その時に簡潔に分かりやすく報告書を書くことで、スムーズに情報の共有ができます。
今回は月次レポートをベースにお話をします。
前回の記事もご参考ください。
【初心者必見】<レポートシリーズ>アクセス解析レポートとは何か?解析企業がみているポイントを紹介!
●アクセス解析報告書を作り始める前に確認すること
まず、報告書を書く前に確認することは、目的・目標の再確認です。
いきなりGoogleAnalyticsの管理画面は見ません。
何を目的として解析をするのか念頭にアクセス解析を行う必要があります。
GoogleAnalyticsの管理画面を見ると様々な項目があり、データを見ることができます。
1つ1つ目的なく見ると時間だけが過ぎ、何も解決しない、、、そんな状況に陥ってしまいます。
アクセス解析をする目的が「購入」「問合せ」「資料請求」「流入数の最大化」であれば、それぞれを現状より改善するために見るべき箇所も変わります。
そして、目的が決まっていると、どこを見ると自分が見たい数値が見れるのかということも繰り返すことで時間の効率化も図れます。
次に、目的を達成するために必要な設定ができているかです。
GoogleAnalyticsは無料で利用できますが、高機能です。一方で、基本設定のみでは、取得できない数値もあります。
そのため、カスタマイズを行い、必要なデータを取得しておくことも重要です。
例えば、下記の場合などです。
- 目標の設定
- 電話番号クリックの数
- ページのスクロール率
- 特定のボタンクリック数
データがなければ解析は難しいため、事前に設定します。
●報告書を書く手順

step1: 全体数値の把握
step2:数値の細分化・比較
step3:課題の発見
step4:考察・改善案の策定
step5:報告内容まとめ
step6:報告書作成
【step1: 全体数値の把握】
月別データを作成し、Webサイトがどのような状況かを把握します。
・セッション数:どれくらいサイトに来訪しているか
・ユーザー数:どれくらいのユーザーが来訪しているか
・ページビュー数:どれくらいのページが閲覧されているか
・平均セッション時間:平均来訪時間はどれくらいか
・ページ別データ:どのページがどれだけ閲覧されているか
・目標達成数:目標に到達した件数はどれくらいか など
時期要因はありますが、概ね解析しているWebサイトはこういった傾向があるというのが把握できます。
【step2:数値の比較・細分化】
step1でWebサイトの傾向を把握したら今度は各データの取得期間を変更させて前の期間との比較やデータを細分化(セカンダリディメンションの活用)をします。
特に期間比較を見ることが多く、分析対象期間とその直前の同期間での比較が有効です。
数値が大きく変化しているところに着目します。
- ユーザー、セッション数、ページビュー数
- 流入チャネル、参照元
- 流入ページ
- 目標
数値の変化が見られたところの「何」が変化したのかを詳細に見ていきます。
明らかに1つのチャネルや参照元、ページでの変化があることもありますし、全体的に増減しているということもありますので、「目的・目標」に関連がある変化を優先して解析し、「目的」に関連はないが数値インパクトの大きい箇所を解析します。
【step3:課題の発見・考察】
課題を発見する時も優先してみるべきポイントは「目的・目標」に関連がある箇所です。
step2で数値の比較・細分化を行っているときに、気になるポイントが出てくるため、メモに残しておきます。
- 急に流入数が増加したが、何が要因で増加したのか?
- 特定のページからの目標数が増加or減少していないか?
- 見てほしいコンテンツまで到達していないのではないか?
- 直帰率が高い要因は何か?
【step4:考察・改善案の策定】
step3の内容を踏まえ、考察と改善案を考えます。
例)急に流入数が増加したが、何が要因で増加したのか?
分析の結果、参照元に「メルマガ」の文字がある為、「メルマガ」配信で流入数が増加した可能性が高い。
→「メルマガ」の影響で流入数が増加したが目的・目標の達成が少ない
→目的・目標達成を増加させるにはどうしたらいいか?
→「メルマガ」の内容はどうなっているか
→サイト流入はあるが目的・目標達成が少ないのはなぜか
(改善案)
- メルマガの内容をサービスの詳しい説明を追加する
- メルマガからのリンク先のページの問合せボタンの配置をわかりやすくする
- サイトの流入数を増加させるために広告を実施してみる
【step5:報告内容まとめ】
解析を行った結果をまとめます。
- 今回の解析の結果、どのようなことが分かったのか
- 分かったことに対して、どのように考えたのか
- 考えたことの根拠を明示
- 改善するための施策は何か
言いたいことはたくさん出てきますが、改善施策を行う上で、目的・目標にインパクトが大きなものを優先してまとめます。それは、改善することで目的・目標に変化が出る可能性のあるものです。
【step6:報告書作成】
step5で報告内容がまとまってきてから、報告書の作成に着手します。
ポイントとしては、「簡潔に」「分かりやすく」を意識することです。
まず、最初に記載する内容としては、「結論」です。
今回の解析を実施した時の総評を簡潔に数値を使って表現します。
結論に関しては、そこに至った理由や根拠などは必要ありません。
これは、見る人たちが一目見て今回の解析がどうだったのか、うまくいったのか、うまくいっていないのかを判断するためです。
その後、その根拠となる内容を記載します。この場合は事実を数値を交えて簡潔に記載します。
そして、それに関する考察を記載し、改善策を明示します。
改善策に費用が発生する場合はその内容も追記し、想定の改善見込みデータの詳細などは補足として添付する程度が良いでしょう。
以上、アクセス解析報告書の書き方に関して、お伝えしました。
報告書は「結論」から記載し、「数値」の事実を根拠として伝えることを意識しましょう。
要点もまとまるため、見る人にとっても伝わりやすく、わかりやすい内容になります。
アクセス解析に関してのご質問やお問い合わせはお気軽にご連絡ください。
